以前のエントリ「
69口径弾の弾速を測ってみました」でベータクロニーを使って弾速測定をしたお話を書きましたが、実はそのときは、うまく弾速が測れずにずいぶんと弾を無駄にしました。
私の最寄りの射撃場では射座が屋根の下にあるため、測定に必要な明るさがうまく確保できなかったのが原因のようです。
そこで弾速計に補助照明を取り付けてみることにしました。
クロニー弾速計のオプションとして補助照明ユニットも発売されているのですが、結構なお値段(米国価格で約40ドル!!)の上に、120Vのコンセントが必要とのことなので使い勝手が良くありません。
これまでいろんな方が補助照明を自作する試みをされていますが、今回私は、ホームセンターで安く売られているヘッドランプを補助照明として試してみることにしました。
購入したのは、1500円で売っていたLED1灯ヘッドランプ(ジェントス社製 リゲルヘッドライト GTR-731H)2個です。
カタログデータによれば、単3乾電池1本で10時間の使用が可能とのこと。
話半分にしても、射撃場で2~3時間使用する分には十分だと思われます。
ヘッドランプ本体を、再利用可能な結束バンドで弾速計の上部に取り付けるプラ板にくくりつけて使用しました。
取り付けた状態でも、ライトの方向を前後に動かすことができますので、センサーの位置にうまく光が当たるように調節可能です。
さっそくエアガンの弾速を測定してみましたが、夜の室内で明かりを消していても、きちんと弾速が測れました。
これで実際の射撃場でも安定して弾速が測れれば、安上がりでとても助かります。
[2006年10月11日 追記]
クロニー弾速計は、蛍光灯のように高速で点滅している光源の下では原理的に計測不能で、蛍光灯の影響を排除するには、蛍光灯からの光を遮断するか、他の光源からかなり強い光をから当てないと駄目だと教えていただきました。
ちなみに、メーカーオプションの補助電源を使用すると蛍光灯下でも使用可能だとのことです。
そこで、LEDヘッドランプを補助照明にした場合に蛍光灯の下でも計測できるかどうか試してみたのですが、やっぱり安定して弾速を測ることはできませんでした。
私の利用している射撃場には照明が一切ありませんので、今のところ蛍光灯対策は不要なのですが、この方法は蛍光灯のある射座では利用できませんのでご注意下さい。