ハーフライフル銃の技能講習用として、久しぶりに鉛弾を手詰めするのに薬量で少し悩んだ。ちなみに、自分で鋳造で鋳造した鉛弾頭が残っていたので、この機会に在庫処分することにした。
鉛弾を自家鋳造して、手詰めすると、1発当たり100円以下でサボット弾が作れる。市販の非鉛サボット弾が500~700円もするのと比べると段違いの経済性である。
射撃場でなら鉛弾を撃っても何の問題もないので、練習用の弾は手詰めするのが一番だ。しかも今回は手持ち資材の在庫処分なので、装弾費用は0円である。
Lyman 525gr 弾頭にFED 209A雷管、Win.AA黒薬莢、WAA12赤ワッズという、ありふれた組み合わせなので、LymanのデータブックにあるIMR4756×35gr で良さそうな気もしたのだが、50m先にある30cm程度の的紙に、たった1発だけ入ればいいという話なので、あまり反動のきつい弾は作りたくない。
しかもネットで調べてみると、4756×32gr 前後という少なめの薬量で撃っている人が結構多い。
しばし悩んだが、以前撃っていた、4756×34gr で詰めることにした。
反動の強いレシピなので、撃つ時のことを考えるといささか気が滅入る。
それにしても、当日持ってくるように指定された弾数が10発である。
ライフルの技能講習では練習・本番ともに10発とのことなので、これで本当に足りるのか?と思う。
技能講習の実施要項を確認してみたら、やはり本番が10発と決められている。
技能講習について
https://www.niren.jp/articles/1414639098/
所轄の担当者は本番に使う弾数だけ指定してきたという訳か。
いささか不安を覚える対応である。
しかし、手持ちの鉛弾頭は11個しかなかったので、結局11発しか詰めなかった。
しかもスコープは非鉛弾で合わせた時のままである。
まあ、ボアサイターで確認もしてあることだし、10発撃てば1発ぐらいは的紙に入るだろう。