堅苦しい野生動物管理のお話はちょっとお休みして、私が射撃の際に使っている道具に関する小ネタをお送りします。
記念すべき第1回目のネタは「なんちゃってマシンレスト」です。
この写真は、私がグルーピングを取る時などに良くやる依託射撃の様子です。
先台を支えているのは、
Far East Gun Sales で購入した、樹脂製のハンディレスト(¥4,725)ですが、銃床の方は、ホームセンターで約3千円で購入した「マルチアングルバイス」で固定してあります。
「マルチアングルバイス」というのは、要するに角度が自在に変えられる「自在万力」のことでして、銃床だけでもこれで固定しておけば、たとえ銃から両手を離しても狙点は動きません。
またバイスの角度が自由に変えられるので、狙点の微調整も銃を固定したまま行うことが出来ます。
これ一つで、ちょっとしたマシンレストみたいな気分が味わえます。
この写真を見ていただければ分かるように、自在万力は、本体を机に固定するクランプの部分と、物を挟むバイスの部分を、球状ジョイントでつないだ構造になっています。
バイスの部分はゴムで出来ていますので、銃床に傷が付く心配はありません。
上の写真では反動のないエアライフルを乗っけていますが、私はM870でのスラッグ射撃の時にもこの自在万力を使っています。
スラッグ射撃の時には、球状ジョイントを固定しているねじを、ほんのちょっとだけゆるめにしておくと、発射時にはジョイント部分が動いて、万力本体にかかる強烈な反動を吸収してくれます。
もちろん、肩付け・頬付けをちゃんとしておかないと、銃が跳ね上がって、どこに行くか分かりませんので、試してみる時には十分お気を付け下さい。
もともと、M870のボアサイティングをする時に、取り外した銃身を机に固定するために持って行った自在万力だったのですが、ちょっとした思いつきで、意外な使い道が見つかりました。
レストは持っているけど、マシンレストまではちょっと手が出ないな~という方には、非常に安上がりでお勧めの方法です。